笑顔のオレンジ

また新たな片付けの本に出会い、
読みながら片付けてて、
なんか気づくものがあった。

こんなに物を持ち、収納を埋め尽くすのは、
薄々感づいてはいたけど、
自分に自信がないから
たくさんの物で空間を埋め尽くして
自分はこれだけ持ってるんだ、
こんなに持ってるんだ、と
そんなことにしがみついて安心しようとしてたんだ。

色んなことに、自分で物だけでいけない。

なんかあったら、あ、それなら持ってるよ、と誰かの役に立ちたいために所持してるとか、そんな物もあるはず。

子どもの頃から友達が良いもの持ってたり
色々出来る事を羨んでばかりいたから
心のどこかで、人に羨ましがられたい
優越感が欲しかったんだな。

多分そんな気持ちでここまでの人生きてしまったよ。

だから色々捨ててスッキリすることに不安なんだ。

ダイエットも同じ。
痩せたいと思うのに、心のどこかで
自分に食べさせてあげたい。今のままのが安心と思ってる。楽に慣れてる。
頭では痩せたい痩せたら可愛くなるんじゃないかと思ってるのに、どこかで
自分を取り巻く物を外すことに不安を感じて食べてしまう…

ダメな自分を認めてない。受け入れてないからかな。

だから今脂肪があちこちある自分が裸になるのは恥ずかしいし
物を捨てることが、まるでそんな醜い体を晒されるような不安でいっぱいになる。

今まで漠然と感じてたことに気づいた。
ていうか気づいてたけど、気づかないフリしてたんだ。

裸でスッキリした自分にはもう誰も振り向かないんじゃないかと
もう誰の役にも立てない自分になるんじゃ無いかと、不安に思う。


でも。気づいてしまったからには
全て手放し、全部脱いで
裸の自分になってみて、
今から何かを探さないといけないんだ。

気づいてしまったから
自分はもうここまでなんだな。

色々纏って繕ってた安心な日々は
もう終わりなんだ。

諦めて、心を決めて、
可哀想な自分にもどって、寂しくて何にも持ってない自分を労ってあげるか。